キュウ・ウォン・ハン(5)2008/06/26 09:36

今日はオペラで主役を歌っていた時に思わず起こってしまったある事件についてキュウちゃんに聞きました。舞台上では何が起こるかわかりません!

マネージャー
竹島愛弓
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During the performance of an opera, you get to use all different kind of props depending on the situation.
Sometimes you have to act like you are eating or drinking.
Sometimes they put fake food but from time to time they put real food on the stage.
For wine, they usually put grape juice in a wine glass and it looks just like a glass of wine. Some singers just pretend and don't eat nor drink. Some singers really drink on the stage. Sometimes that is a good opportunity to quench your thirst between hard singing!
But anything can go wrong in a live performance.
In 1999, I was singing the title role of Don Giovanni in USA. There is a party scene close to the end of the show. There was a big table in front of me and there was a chicken and a glass of wine looking like juice. One girl was sitting on my lap and another girl was standing right next to me. I was singing very happy and macho like music.
And I drank a sip in between my lines.
Then the drink went down to my wind-pipe instead of my stomach. Then I started coughing. I could not sing and was missing my solo lines.
The girl sitting on my lap was whispering and laughing at the same time to my ear that "Are you o.k.?" And I was not able to sing for the next couple of measures.
Finally I became o.k. and finish the show without further problem. Since then I am very careful with any "PROP" on the stage!

オペラ公演の時は状況に応じて様々な小道具を使います。
時にはあたかも食べたり飲んだりしているように演じないといけません。
その場合ニセモノの食べ物を置くこともあれば、本当の食べ物が置いてあることもあります。
ワインに関しては、大抵の場合グレープジュースをワイングラスに入れると、本当のワインみたいに見えます。
歌手の中には全く食べたり飲んだりしない人もいますが、本当に飲食する歌手もいます。時には一生懸命歌っている途中にのどの渇きを癒す良い機会になったりもします!
生の舞台と言うのはどんなことが起こってもおかしくありません。
1999年、私はアメリカでドン・ジョバンニの主役を歌っていました。劇の最後の方にパーティのシーンがありました。私の前には大きなテーブルがあり、チキンと(ジュースが入っている)ワイングラスが置いてありました。一人の女の子は僕のひざの上に乗り、一人は僕のすぐ隣に立っていました。音楽がそうであるように僕はハッピーでマッチョな感じで歌っていました。
歌っている途中少しだけそのワイン(ジュース)を飲みました。
すると、それは胃の中ではなく気管支の方へ流れていったのです。咳が始まり、僕はソロを数行歌うことができませんでした。
ひざの上の女の子は笑いながら僕の耳にこう囁きました、“大丈夫?”
そこから数小節は歌うことができませんでしたが、やっと大丈夫になり、問題なく無事にショウを終えることができました。
それからと言うもの、僕は舞台上のどんな“小道具”に対してもとても慎重になっています!

長谷川陽子(5)2008/06/26 09:37

~ドイツ・ロマン派への憧憬~

今までの「せんくら」では普段クラシックは難しそう~なんて方にも気
楽に聞いていただけるアンコール・ピースを中心にお送りしてきました。が、今回3回目の出演。一歩踏み込んだ曲も聴いてみたい!!という方、いらっしゃるんじゃないかしら??

そんな思いで、組んだプログラムが【公演番号83】の【本格派プログ
ラム~ドイツ・ロマン派への憧憬】。こちらはメンデルスゾーンのソナタを中心に、メンデルスゾーンと親交のあったシューマン、そしてシューマンが才能を発掘したブラームスから子守唄を組ませてドイツ・ロマン派へ思いを馳せるプログラム。自分で言うのもナンですが、このプログラミングはいいです!!笑
メンデルスゾーンのチェロ・ソナタ第二番は、実は実は隠れた超名作!!聴くと優雅で甘美で躍動するエネルギーいっぱいで、だけど血筋から来る苦悩なのでしょうか、哀愁漂うメロディも盛り込まれていたりして・・・。聴いていてドキドキします、ワクワクします、泣けます、そして燃えます!! 是非この曲はお聴き逃しなく!!

さて、本日のオススメ一品。大学時代の2年半、フィンランドに留学し
ていました。京都のパン屋さん「キートス」(フィンランド語で「ありがとう」
という意味)では、本格的なフィンランド・ブレッドの通販もしてくれます。冷凍保存可能なのも嬉しいところ^^ フィンランドのパンはライ麦を多く
使っているのでずっしりと重みのあるパンが特徴でそのままだと少しクセがあるのですが、この上にポテトサラダ、それからスモークサーモンや鰊の塩漬けを乗せて頂くと、幸せすぎて言葉になりません^^