仙台フィルハーモニー管弦楽団(6)2008/06/06 09:28

これまで、チャイコフスキーのことを中心に書いてきましたが、ここで、共演者について触れましょう。
指揮者はもちろん仙台フィル指揮者山下一史です。気心知れた山下とのコンビで、素晴らしい演奏を、今年も皆様にお届けします。
第1回ではラフマニノフの2番、そして昨年はチャイコフスキーで、その熱い演奏により会場を沸かせた及川浩治さん、それに昨年、山響とともに登場し、エネルギッシュな演奏で会場よりスタンディングオベイションを受けた山下洋輔さんとの共演も楽しみです。特に山下さんの自作の協奏曲には、いまから期待で胸がわくわくしています。
さて、昨日、事件と音楽のことに少しふれました。ここで仙台フィルの宣伝をさせてください。
6月20日(金)午後7時より、翌21日(土)午後3時よりいずれも旭ヶ丘の青年文化センターコンサートホールで、指揮者に下野竜也氏をお迎えして第229回定期演奏会を行います。この日、チェコに関わる4曲演奏しますが、そのうちの3曲はチェコ民族の歴史的事件を題材としています。
指揮者の下野さんは、祖国を愛するが故に苦しんだ作曲家たちの思いを、音楽を通して分かち合いたいと、皆さんに呼びかけています。
演奏会の詳しい情報は、仙台フィルのホームページ(URL: http://www.sendaiphil.jp )でご覧ください。
皆さんのお越しをお待ち申しあげております。

原田哲男(6)2008/06/06 09:29

ライプチヒに居る今のうちに、とコンサートやオペラに足繁く通っています。
ドレスデン、ベルリンのオペラなど伝統のある会場でも、集まってくる観客の服装は実に様々。タキシードとイブニングドレスのカップルも居れば、ジーンズにセーターといった若者まで、誰もがこの一晩の催しを自分なりに楽しもうとしているのが分かります。つまり、オペラ鑑賞を昔ながらの社交の場としてお上品な?会話、会場の雰囲気、夕食はリッチに、タキシードで背筋を伸ばしたりして非日常を最高に演出したいか、それとも学校帰りに友達とオペラを立ち席で聴いてその後居酒屋で飲むか・・ といった違う楽しみ方どれもが認められているのだと思います。
(ここに書いたのはあくまでも僕個人が見た範囲内で、プレミエ(新演出)公演、特別なガラコンサート、それからもしかしたら土地によっては服装にも厳しいかも知れません。年配の方はやはりしっかりとした格好の方が多い) 
またチケットが2000円くらいから2万円など、設定が広いのも広い客層が集まる理由でしょう。 いずれにしてもクラシックを聴くことへの感覚が多様だと感じます。

せんくらには、本格的なコンサートホールからオープンなスペースまでいろいろな雰囲気のコンサートが用意されているのが(しかも安い)魅力ですね。是非自分なりの楽しみを味わいにお出かけいただけたらと思います。