ホールの外の輝く声 ― 2008/10/23 09:44
ボランティアのみなさん、本当にご苦労さまでした。これまで以上に来場者、アーティストのみなさんに好評をいただきました。なかでも今回、ボランティアの“声”に不思議な感動を受けた、という感想を多くの方から寄せられました。ひとつは食とクラシックに参加していただいた明成高校のみなさんの呼び込み、もうひとつはコンサートホール担当のボランティアIさんの、特に3日目、午前中は出演したハープの早川りさこさんが午後には腱鞘炎のため出演できず、景山梨乃さんが代役となったことの説明がそれです。
いずれもマイクは使わず、生で、何度も一生懸命なアナウンスがなされていました。周囲にいる誰の耳にも届いているのですが、こうした時にありがちな音の暴力には決してならず、かえって来場された方をワクワク、ドキドキさせる活気を生み出していました。よく、コンサートではホールに入る前に期待感、昂揚感を醸成することの大切さが指摘されたりしますが、数多くのコンサートを同時開催するせんくらも同様です。ホールの外の輝く二つの声は、フェスティバルに欠かせない、熱っぽい、ライブな感覚を創り出す役割のひとつを担っていたのです。
大澤隆夫(運営委員長・仙台市市民文化事業団副理事長)
いずれもマイクは使わず、生で、何度も一生懸命なアナウンスがなされていました。周囲にいる誰の耳にも届いているのですが、こうした時にありがちな音の暴力には決してならず、かえって来場された方をワクワク、ドキドキさせる活気を生み出していました。よく、コンサートではホールに入る前に期待感、昂揚感を醸成することの大切さが指摘されたりしますが、数多くのコンサートを同時開催するせんくらも同様です。ホールの外の輝く二つの声は、フェスティバルに欠かせない、熱っぽい、ライブな感覚を創り出す役割のひとつを担っていたのです。
大澤隆夫(運営委員長・仙台市市民文化事業団副理事長)
コメント
_ せんくらの熱烈な支持者! ― 2008/10/24 00:57
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市民や市外からのお客様を案内する係として、張り切ってやっていたようです。いくつものホールで次から次へと公演が行われ、さぞかし大変だったろうと思いました。
でも本人は「いや~楽しかった!やって良かった!」と満足そうな表情。
今年のせんくらを前から楽しみにしていたファンが大勢いるし、普段あまり生の演奏に接する機会のないお客様も来られるし、わざわざ遠くから仙台に聴きに来られた方も多いし、たくさんの人を迎えて案内して、そして演奏に満足した幸せそうな人々を見送って、ボランティアとしてこのフェスティバルのすばらしさを再確認したそうです。
せんくらがある街、せんくらを楽しめる街、皆さんをせんくらにお迎えできる街、せんくらを行うことができる都市の市民として、誇りを感じたのは、ボランティアの人だけではなく、コンサートを聴いた私も全く同じです。
青年文化センターと楽楽楽ホール、イズミティで行われた「せんくら」の公演に行きましたが、どこでもボランティアの皆さんの生き生きとした顔や親切なもてなしの心に接することができました。
せんくらのステージを愛される一流の演奏者の皆さんの、誠実で熱のこもった演奏と、ボランティアの皆さんの笑顔、この両方が私にとってのせんくらの印象であり、また市民としての誇りでもあります。
これからも、このようなボランティアの皆さんによって支えられる、この市民ぐるみの貴重なフェスティバルが、仙台になくてはならないもの、また日本の音楽界にあって仙台こそが提供できるものとして続けれていくことを、切望するものです(きっと演奏家の皆さんも同じ思いを持っておられるのではないでしょうか)。
私は仙台が好きです。せんくらがある街、そんな仙台を愛しています!