セレーノ弦楽四重奏団・小川有紀子(3)2008/09/30 09:15

セレーノメンバー紹介、次はチェロの原田氏です。

彼には高校時代に会っていたようですがあまり記憶はなく、やはり仙台に来てからの仲間です。

音大の中でも、桐朋は「はったりのきくソリストタイプ、普段60%しかやってなくても本番こける時もあるが120%も狙えたりする!」芸大は「真面目なコツコツタイプ、普段90%までやっていても本番120%はなぜか出せない」と、大まかに人には説明します。諸先輩方、申し訳ありません(*с*)

私はその芸大に行ってたわけですが、彼もか?!というくらい、桐朋っぽくない人です。どーしてだろう。

彼の音楽的な教養は私のそれと似ているのか、音楽的な考え方、反応もとてもよくわかります。
だから、そのまま王道を行けるように、自信を持って歩いていってほしいと強く願う人の一人です。

セレーノはこんな三人にオガワが入っています。
私ってどうなんでしょう…好き勝手に書きすぎて、総攻撃されそうです。舞台での雰囲気から、オガワを読み取ってくださいませ(^-^)

セレーノ弦楽四重奏団・小川有紀子

茂木大輔(3)2008/09/30 09:16

仙台から戻ってたった一日の譜読み日+オーボエ日。
明日から島根入りして「のだめコンサート」を指揮する。
ちょうど同じブラームス1を振るので、譜読みしながらも、企画のことがうずまく。
話したい事、面白い事は実に大量にあり、本の半分くらいこの原稿で行けそうなくらいである。
しかし、45分のふたコマ、朝やってくる聴衆の皆さんに、何を語り、その、語ったことを知ったうえであらためて「聞いて」いただくのがベストなのか。
4つある楽章のそれぞれ、全体の構成やそれらを緊密に結びつけているいくつかの旋律、その由来、そもそもこの交響曲が音楽史の中で占めているあまりにも特殊な位置、ブラームスという人が続けた長い逡巡の時間の意味。
企画とは、「何を捨てるか」の苦しみである。全曲を貫くクララ主題(第4楽章で全貌を現す)から開始するのか、それとも順当に第1楽章の序奏部から始めるか、だけでも堂々巡りが続く。
この日にオーボエをしっかり吹いておかないと島根から戻って翌朝からまたN響定期。せんくら企画を堂々巡りしながらメトロノームをかちかちとかけてロングトーンをする。