イリーナ・メジューエワ(4)2008/09/17 09:42

<子供の頃のこと~ロシア時代の思い出>

私もつい先日知ったのですが、イリーナさんは次女です。次女らしく(?)、実は意思がとても強くて、譲れない、強気な性格だとか!?

※【写真】イリーナさん3歳

イ:私の生まれた家庭は、両親、姉、祖父母と私の六人家族でした。父親はエンジニア、母親は幼稚園の音楽の先生でした。私が生まれたとき5歳年上の姉がピアノを始めたので、ちょうど生まれたときからピアノを聞きながら育ったということですね。とにかくピアノの音が大好きで、姉を羨ましく思い、自分もピアノを習いたいと願っていました。そして5歳になったときに私もピアノを習い始めたというわけです。

日本に長くいらっしゃるので、ロシアの話を聞くと逆に新鮮ささえ感じます!
実は気の強い性格と聞きましたが・・・。

イ:次女の性格なのでしょうか、私は思っていることを表に出すことはあまりないのですが、内面は頑固ですよ。自分で決めたことは絶対に最後までやり遂げたい、という気持ちが強いと思います。

ではピアノの練習などもしっかりするタイプだったのでしょうか?

イ:ピアノの練習はけっこう好きでしたね。最初、地元(ニジニー・ノヴゴロド)の音楽学校で勉強した後、15歳からモスクワのグネーシン特別音楽学校で学び、引き続きグネーシン音楽大学でウラジーミル・トロップ教授に師事しました。

子供の頃の忘れられないエピソードなどは?

イ:小学生の頃、毎月1回程度、土曜日の夜に家族の前でコンサートをやっていました。
テーマを決めて、例えばモーツァルトならモーツァルトについて、本などで色々調べるのです。その研究成果を発表しながら曲を演奏する、というものでした。雰囲気を出すために、電気を消して蝋燭に火を点したり・・・今考えると随分子供っぽいですけど。コンサートが終わったあと必ず食べていたチョコレートケーキの味は忘れられないですね。

ピアノ(とチョコレートケーキ!)以外にはどんなことに興味がありましたか?

イ:音楽と並行して社交ダンスも習っていました。踊るのが大好きで、色ん
なステップを覚えましたよ。今は踊る機会がないのがちょっと残念ですね。

モスクワでの学生時代には、こんなエピソードもあったそうです。
ドイツのミュンヘンで、ロシアの大ピアニスト、リヒテルがリサイタルを予定していましたが、彼がキャンセルしそうな可能性が発生!イリーナさんが急遽代役に呼ばれました。ミュンヘンへ入り、準備をしたのですが、結局リヒテル本人が出てきて弾いたそうです。リヒテルは今でもイリーナさんの尊敬する大先輩の一人です。

マネージャー
いたはしみづき
http://www.concert.co.jp/artist/mejoueva/profile.html

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