<安永さん代演4枠は当日券も1000円・・・プロデューサーより>2008/10/11 13:47

いよいよ、せんくら開幕です。安永さん及川さんとお二人の急病はありましたが、この規模のフェスティバルで、全員生身の演奏家、このくらいのことはありえます。

5枠とも素晴らしいピンチヒッターの方もご出演なさいますし、その他予定通りのものも含めてご存分にお楽しみください。

安永さんに代わって行われる4つの公演2,3,66,67番、および及川さん予定だった100番公演、以上の5枠は当日券もすべて前売り価格の1000円で発売させていただきます。

及川さんに関しては前売り段階で売り切れになっておりますが、キャンセル等出たものは、当日でも前売り値段で売らせていただく、ということです。

さて、それで安永さん代演者の最後のご紹介メジューエワさん。

67番枠 10/12(土) 16:00-16:45
太白区文化センター/楽楽楽ホール
ムソルグスキー:展覧会の絵 全曲

今年のせんくらにイリーナ・メジューエワさんに出ていただこう、と決定的に思ったのはテレビで放映された「ぴあのピア」という番組でした。そこでメジューエワさんは譜面を見ながら実に素晴らしい「展覧会の絵」を弾いていたのです。

この曲を過度に表題的になり過ぎずに、よりピュアーに弾かれており、その結果、大天才ムソルグスキーの音楽的メッセージはより明確に伝わってくる、といったタイプの演奏でした。暗譜はすればいいというものではありません。

それで早速今年のせんくらへのご出演、曲目は「展覧会の絵」と「ロシアの小品を中心に」とお願いしたのですが、幸いにも両方共にすぐに売り切れました。

そこで今回の安永さんの代わりの1つに、「展覧会の絵」の追加をお願いしたわけです。

鮫島さんと同じく、買いそびれた方、当日でも同じ値段で入れます。12日(日)太白文化センター楽楽楽ホールへどうぞおでかけください。

平井洋 せんくら2008プロデューサー

コメント

_ obakeのoh ― 2008/10/15 22:01

せんくらで安永さんのバイオリンによる素晴らしいラフマニノフが聴ける、という記事を毎日新聞(9月末ごろ東京配達の夕刊)で読んで、12日の楽楽楽(ららら)ホールのチケット購入しました。10月に入って、安永さんのご病気によるキャンセルの新聞記事を見た時残念で残念でため息が何回も。でも波多野睦美さんや赤坂達三さんの券も買ってあるし、新幹線の指定席も確保してあるので、仙台には行きました。
11日にイズミティ21小ホールのホワイエに置かれたチラシで、安永さんのチケットでメジューエワさんのピアノが聴けることを知り、12日は予定通り楽楽楽ホールへ。

初めて見るメジューエワさん。上手な日本語に驚いたのも束(つか)の間、やー、展覧会の絵の演奏の圧倒的な素晴らしさに思わず身を乗り出してしまいました。おそらく完璧に曲を暗譜してるどころか、曲のすみずみまで、奥の奥まで知り尽くし十分に吟味し準備しておられる上で、なおかつ舞台で楽譜を見ながら作曲者と対話しつつ今新しく見いだした何かを鍵盤とペダルで表現している…。この曲の演奏の決定版はこの人だなと確信しました。今まで知ってた展覧会の絵が、聴いてて涙まで流すほど感動してしまう曲だなんて思ってもいませんでした。鳴りやまぬ拍手にこたえて丁寧に弾かれたアンコールがラフマニノフの曲だったのは、安永さんに期待してた私のような人達にも配慮なさったのかもしれないと思いました。演奏後に会場で迷わず買ってメジューエワさんにサインしていただいた展覧会の絵のCDは、思いがけない自分用の仙台みやげとして一生の宝物になりました。

楽楽楽ホールからのエレベーターで「結果的には良かったよね」「うん、ほんと展覧会の絵すごい良かった!あと安永さん来年くるよきっと」「だよねー絶対。てゆうか、せんくらスゴくない?みんな一流なんだね全部!」という話し声が聞こえてきて、確かにそうだと思ったので、ブログにご報告したくて携帯にメモしました。

あと一つだけ余談ですが、コンサートの後の販売コーナーの人ごみの中で右往左往するうちに、買うのを諦(あきら)めた人を何人も見かけました。
どんなCDが売られてるのか、おもな収録曲や値段などを通路に大きく掲示していただければ、みんな選びやすく買いやすいと思いました。特に、せんくらでは、CD持ってなくて初めてその人の演奏聴いた人も多いと思いますし、また、次のコンサート会場に急ぐ人が多いのもせんくらの特徴なので、そのような工夫があると買う方も助かるし、売上も伸びると思いました。

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