せんくら担当者の悲哀2008/05/17 07:37

皆様、今年の出演者、公演スケジュールが発表となり、はしご計画進行中の方も多いかと存じます。

どうしてこの人とこの人が同じ時間帯なのと、お困りの方もいらっしゃると思います。すみません...。

さて、初回の企画段階からせんくらを担当している私は、クラシック音楽をやっていると思っていただくことが多く、「ヴァイオリン演奏しそうですね」などと、恐れ多い質問をいただくことがあります。が、音楽経験は小学生の頃に数年エレクトーンを習っていたくらいで、残念ながら譜めくりもできません。「歌やってるように見えますが?」と訊ねられたときには、「カラオケはよく行きます!」と、間抜けな回答をしたこともありました。

このような身でクラシック音楽を気軽に聴ける何かを実現したいと考えるようになったのは、それまで担当した仕事の現場で、クラシック音楽の演奏を聴くことが楽しいと心から感じることができたからです。

音楽家の方々が、深い思いを込めて一生懸命尽くされた場がコンサートの本番、そこからは、極上の音楽はもちろんのこと、人の”思い”が創り出すものの素晴らしさが伝わってきます。

今年のせんくらも、出演者の皆さんの”思い”が創り出した素晴らしいコンサートが繰り広げられると思います。

私も10月の3日間をとても楽しみにしていますが、毎年予想できずにいた種々の現場対応に翻弄され、会場に入ることができたのは、2006では「四季合奏団」、2007では「第九」の1公演のみ。これが事務局スタッフの宿命と言えば宿命、悲しい思いでファイナルを迎えていましたが、聴きたいコンサートの時間は失踪すればいいとやっと気づき(笑)、現在密かに失踪はしご計画中です。

明日からは、出演者の皆さんの思いを、10月の演奏より一足先に文章で伝えていただけます。楽しみにしていてください。

せんくら事務局 丹野裕子