早川りさこ(5)2008/07/17 09:05

新しい曲をどう練習するか。
今日はこれをお話します。

写真はこの夏参加するサイトウ・キネン・オーケストラで演奏する、ヤナーチェクのオペラ「利口な女狐の物語」のハープパート譜と格闘中の図。

■まずハープパートを譜面台に置き、「譜面を作る」作業開始。
譜面を作る、とは。。。
★どこでどのペダルを操作するか決め、ペダル記号を書き込む。
*ハープは、1オクターブ内にある12個の音の中で、ピアノの白鍵にあたるドレミファソラシの7つの音の弦しかなく、残りの5音(黒鍵)は、それぞれの弦の音高を半音上げ下げする7つのペダルを操作することによって奏します。
楽譜上の音符の横にシャープやフラットという記号が付いていると、その音が鳴る様に、ペダルをセットする訳です。
ここで「ソ」のペダルを上に上げ、ここで「ド」のペダルを下に踏み込み、、、、
という様な具合に。

ペダル操作の良いタイミングを考え、指示を書いておくとスムーズに演奏が出来るのです。
(ペダル操作の事を文で説明するのは難しいですね!せんくら10/13の朝のコンサート(87番)では、実際に楽器をお見せしながらお話しますので、わかり易いと思います。是非おいで下さい~!)

★指遣いを考える。フレーズを大事に弾ける様に、また、指揮を見られる様な余裕を作れる様に。

ここまでの作業が時間がかかるのです。
実際に弾く段階に来るまでが、仕事の半分位を占めている感じ。
譜面が作れたら、後は
■練習する
■スコア(総譜)を見ながら、他の楽器の動きを知り、自分の役割を研究する。
■CDを聞きながら練習する。
■指揮者(小澤征爾さん)の棒を見ながら演奏出来る様にイメージを持ちながら練習する。
地道な準備をして、オーケストラのリハーサルに臨みます。

このオペラ本体の練習は長野県松本市で約2週間行われ、その後4回の本番を迎えます。

~今日の食事~
朝 くるみパン コーヒー 青汁豆乳
昼 温野菜 豚しゃぶ
間食 マンゴーマフィン チョコ 牛乳
夜 鮭かす漬け 冷や奴 ブロッコリーサラダ 酢の物 さくらんぼ

今日は割とバランス良し?

あんさんぶるであるとあるで草刈麻紀(5)2008/07/17 09:28

「ぐりとぐら」
(中川季枝子 作・大村百合子 絵/福音館書店)

この本の魅力は何と言ってもかすてらが焼けるワクワク感でしょう!
それは、私が食いしん坊だから、というだけではなく、多分みんなそうだと思います。
大人になった今でも思わず本に顔をくっつけて、かすてらの焼けるにおいをかぎたくなってしまいます。

「ラ コレッガ ディヴェルテンテ の おいしいコンサート」というシリーズを毎年やっています。今年は、9/22(月)/(詳細はホームページで)
http://home.c08.itscom.net/holz/collega.html
弦と管による室内楽と、その日のプロにちなんだオリジナルのお菓子を
召上っていただくという、いかにも甘党の私が考えそうな企画です。
ソフトなタイトルとは裏腹に、毎回かなり質の高い重厚なアンサンブルを真摯に追求し、小さいけれど本格的で味のある演奏会としてお客様にも愛されています。

このコンサートに欠かせないのが、毎演奏会後にとびきりおいしいでき
たてのお菓子を出してくださる、お菓子研究家の中村史さん。
中村さんに協力してもらって、いつか「ぐりとぐら」を、実際にかすてらを焼きながら、朗読と音楽で実演したらどうかなとひそかに企んでいます。

 『かすてらをつくっているんでしょう!とってもいいにおいがするもの。』
というところ、絶妙なタイミングでおいしいにおいがしてきたらどうでしょう???
 『おなべのふたをとると、』
本当にきいろいかすてらが出てきたら・・・・大パニックも予想できますが・・・

さて、今回の朗読をしてくださるのは上島奈津子さん。
仙台の劇団で活躍しています。
せんくらは仙台という地域性の高い音楽祭ですが、私たちは残念ながら仙台に住んでいる訳ではなく仙台出身でもありません。ですが、仙台の方とジョイントを組むことで、せんくらならではのパフォーマンスができるのでは?と思い、無理を承知でお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
そんなところも見どころのひとつです。